3月27日藤本美貴ディナーショーレポ(3)

【ステージ・前半】
もうすぐステージが始まります。いよいよですね。ステージの横にカーテンで仕切られている場所があるんですが、前回のDSレポでその向うに本人やバンドメンバーがいることはわかっているので・・・それと娘。DOKYUで放送された控え室風の場面を頭の中でオーバーラップさせながらぼ〜っと妄想してました。
見渡す限りではみんなそれほど緊張しているようには見えません。普通に話してます。でも実際は違うんだろうなぁなんて思いながら見てました。
そんな時突然矢吉さんが

「美貴たんの笑い声が聞こえたよ!ぱぴぃも聞こえた?」
「いや、わかんなかった。」
と思ったらかすかに聞こえてきた聞き覚えのある鼻にかかった甘い声で笑うあの笑い声。人懐っこいあの笑い声じゃないか!!!!美貴じゃないかぁ!!!!!
矢吉さんの表情がなんともいえないニヤニヤ顔になってます。
俺も視線をカーテン方向にやりながら全神経を耳に集中させます。
やっぱりそうだ。何度か笑い声は聞こえました。

(追記)
ちょうどカーテン際に座っていたmyuさんによると
隙間から彼女の衣装が見えたとか。
「ヤバイ」っていう声まで聞こえていたらしい。
そりゃテンパルよね。
(追記終わり)

そんなタイミングで明かりが落とされステージ状が青を基調としたライトに照らされたかと思うとこの色と空間をイメージさせるようなほんわかした広がりのある効果音が会場内に聞こえてきてさらに気持ちが高まります。
「やばい、目頭が・・・。」
落ち着けというのが無理な話。直前までほぼ平常心だったのが嘘みたいに俺の心の中は急激にそして活発に動いてきます。
5ヶ月以来の再開。やっと会えるって言う気持ちをこの効果音が刺激してくれちゃうんです。不覚にも目から熱いものがこぼれてしまい・・・。
「おいおい、本人まだ出てきてないのにやばいぜ・・・。」

ほどなくして美貴ちゃん登場。
藤本さんが登場したのだけれど涙ではっきりと見えない。
緊張しながらも客席を見渡しながら笑顔を見せている・・・のかな。
俺のほうを向いてるわけでもないのに彼女が別の方向を向いている時に涙をぬぐったりしながらね。

今回も前回同様白いウェディング風のドレスだろうと勝手に思い込んでいたのだけれど今日はダークグリーンのドレス。時折照明を反射してきれいに光り輝く。そんな素敵な衣装です。そして衣装とはまた比較にならないほどに光り輝いている彼女。魅力的で素敵な声と美しいお顔。そしてその人柄。素敵すぎるぞっ!

・ロマンティック浮かれモード
「アコースティックなロマモー」実際に聞くまではどうもイメージが浮かばなかったんだけどね。オリジナルバージョンのようなアイドルアイドルした曲ではなくなっているのだけれど逆にこういう歌詞の曲でも落ち着いた雰囲気のディナーショーでまったく違和感ないんですよ。今回のような落ち着いたドレスを見にまとって歌ってもまったく違和感がないんですよ。
それを成人になった・・・21歳になった藤本さんがデビュー当時とは少しだけ低くなった大人っぽい声で歌い上げてくれるんです。じっくりとファンの顔を確認するように・・・ライブでも彼女はファンの様子を観察しているってのはファンの間では有名な話しだけれど、今日はひときわじっくりと、そしてしっかりとファンの顔をファンの表情を確認しようとしているのがものすごくよくわかるんです。
「なんて素敵な人なんだ。」
藤本さんを応援できる喜びとか考えていたらまた涙が・・・。

ソロ時代の代名詞的な曲でありながらライブではいろいろと物議をかもしてしまう曲なわけです。
彼女の歌をじっくり聞きたい!
そんなことを思うきっかけになった曲のひとつかもしれませんね。
代表曲でありながらファンにとっては不本意な扱われ方をしてしまうこの曲。今日はいらぬ心配をせず。そしてレスが欲しい!なんて邪心を持たなくても良いし嫌なやつが視界に入ってこなければ良いのに!なんて余計な心配をしなくても良いんですよね。
「みんな藤本が大好きなんだよなぁ!」
いろんな意味でショーの始まりにはこれ以上の曲はないのかもしれませんね。
みんな手拍子をしながら楽しそうにしてます。

Let’s Do 大発見!
あっという間の2曲目。
俺は生で聞くのはもちろん初めて。
映像でしか見たことがないのだけれど初お披露目のハロ紺で赤いボーイッシュな衣装を見にまとって両手を上げながら左右に手拍子をする姿が印象的だし、今日こうやって見ていると当然その場面がオーバーラップしてくるわけです。
確か美少女日記のエンディングでかかるときの音源とアルバムでの音源って違ってましたよね?あの短い期間だけでもあれだけ歌に違いが出てるんだもんな。
あの時は16歳?だっけ?そして先日21歳を迎えた彼女。
この数年の間にいろんな経験をしてそして成長して。
同じ曲を歌っている彼女だけれど表現されて出てくる形は変わっているわけで・・・そんな時間の流れとかをものすごく感じて、それがまた嬉しくて、一生懸命やっている彼女のことがいとおしくて・・・。
曲の後半になってようやく涙が落ち着いて前半手拍子など追いつかなかった部分を取り戻すかのごとく力いっぱい手拍子を送る俺。
良い年してこんなことが出来る幸せを感じているわけです。

・シャイニング〜愛しき貴方〜
オリジナルでも彼女のパートがとても多いこの曲だけれどアレンジも違うし彼女の声質が遺憾なく発揮されるこのナンバー。
このあとのMCで
「カントリーの曲の中で一番好きな曲なんですよ。」
って教えてくれました。
この曲が発売になった当時の彼女のこの曲に対する印象をドキみき
「表現しにくいけど古い感じの曲」
みたいなこと言ってたような気がします。
歌いこんできて彼女自身の曲に対する気持ちにも変化が出てきてたんですね。
なんとか涙が落ち着いてきてやっとじっくりと彼女の歌声を堪能しながら彼女の姿をしっかりと観察するのであります。

・MC
自己紹介から始まります。

藤本美貴のディナーショーも今回が2回目なわけですが・・・今日初めて参加された方ってどのくらいいらっしゃるんですか?」
挙手を求める彼女。ほとんどの手が挙がる。彼女が驚く。
「初参加に見えない方も多いですよね?みなさん慣れてる方が多いような気がするから・・・。
でも、初めてのディナーショー参加ってことはみなさんも緊張されてますよね?実は私も緊張してるんですけれども精一杯頑張りますのでどうか応援よろしくお願いします。」
普段から何事もあまり緊張しないって言っている彼女が素直に緊張のことを口にしているのです。

続いて今行われているツアーの話題になり前日行われた仙台公演の話とか。新曲のセクシーボーイでお客さんの振り付けが見事にぴったり一致してて感動しているんだという話に。
「あれってもしかしてみなさんライブが始まる前に駐車場か何かで並んで練習してんじゃないかなんて思うんですけれども。」

会場の笑を誘う。俺自身もファンのみんなが駐車場に集まって振り付け練習している姿を想像してしまった。^^;コワイヨネ クルマコワサレソウダ
それにしても言い回しが美貴ちゃんらしいよね。クオリティ高いよ!最高だよ!

「ツアー中だから新しくダンスを披露するアルバムの曲なんかもあるんですけども、何度も見たことがないはずなのにそれでもみんな本当に一生懸命踊ってくれてて嬉しいですよね。
"この人、いっぱいいっぱいだけど必死で付いて来てくれてるなぁ"
なんてね。踊りが得意な人ばかりじゃないと思うんですけど必死になってついてきてくれる人もいてそういうのもすごく嬉しいんですよ。」

彼女が客席を細かく見渡しているのはファンの間では有名な話だけれど、そこまで細かな感想を持ちながら見ているというのはかなり嬉しいなぁ〜。

「今日のみなさんの姿もちゃんと見えてますよ。テーブルの上に置かれたろうそくの炎に照らし出されているみなさんの顔。一生懸命手拍子してくれている様子も全部見えてますから。」
客席からかすかな笑い声が響く。俺もそうだけど藤本さんの目に映っているであろう自分の顔。炎にゆれている自分の顔を想像したら薄笑いをこぼすしかないじゃないか。はずいさ。

それ以外では「Let’s Do 大発見!」の曲の認知度をそれほど高くないと思っていたようで、今日の参加者全員が知っているというのを確認してかなり驚いてました。今日は娘紺じゃなくておめぇのファンが集まってんだぞぉ〜〜〜とゆいたい!!!!(笑)
彼女自身もこの曲をこうしてみんなの前でヒサブリに歌って懐かしくなったのかな。初お披露目の時の様子や、その時のハロ紺で里田さんたちとやった余興などの話しを懐かしんだりしてましたね。

・幼なじみ
今回のディナーショーですごく楽しみにしていた曲のひとつ。俺はあまり歌詞の内容まで細かく聞いていないことが多いんだけれどこの曲は別。この物語がすごく好き。登場する女の子がすごく好き。いじらしさがたまらないっていうかね。もちろん生で聞くのは初めてだしイントロが流れた途端に歌詞の世界に引き込まれてしまい感動に体が震えるのが自分でもわかる感じといえば良いのかな。
主人公の気持ちになりきってそれを表現し歌う藤本さんに俺自身もその主人公を重ね合わせて・・・そしてまた熱いものがこみ上げてきて涙が止まらなくなってしまうのです。
俺はMIKI(1)のDVDでしかこの曲を歌う彼女を見たことはないけどそれと比較しても明らかに表現力の身についたのがよくわかる今日の彼女の歌。ある意味ディナーショーだからこそ、こうして落ち着いて聞くことが出来る現場だからこそ感じることが出来たのかもしれないな。なんてね。
藤本さんが丁寧にそしてしっかりと客席を見渡しながら歌っている姿がとても印象的です。まるで一人一人に語りかけるように歌う姿が素敵です。
結局最後まで涙が止まらず・・・。

・声
幼なじみの感動が消えぬまま次の曲へ。
イントロが聞こえた瞬間耳を疑ったのだけれど・・・。前回のディナーショーではセットリストに入ってなかったし演奏を聞きながらもしばらく頭の中が整理できぬまま。それでいて耳から入ってくるのは間違いなくあの曲。俺が大好きなあの曲なのだ。
「え?まさかあの曲?セットリストには入ってなかったはずじゃん。」
いや間違いない。「声」だ!
これは反則だよ。幼なじみのあとにこの曲を続けて披露するとかとんでもなく反則じゃないか。そう思ったらまた涙がこぼれて止まらず。
アルバムを聞いた途端に気に入ってしまった曲だし、彼女の歌うパートのそのフレーズはすごくお気に入りで、ドキみきでも曲のリクエストが採用された時におねだりで彼女自身にそのパート「あんまり寂しくさせると氷になっちゃうぞ」って部分をラジオで歌ってもらったり・・・。
聞きこむうちにそのパートだけでは物足りなくなって「藤本さんがこの曲を1曲丸ごと歌ってくれたらどんなに幸せな気分になれるだろう。」なんて思っていたし、自分のサイトの掲示板に立ち上げた「ディナーショーで歌って欲しい曲」としてケーキやめましたと並んで俺自身がピックアップした曲だし。
実際彼女がこの曲を歌う姿、そして歌声は彼女の歌の持つ魅力、そして彼女の「声」の魅力を伝えるのに十分すぎるくらい素敵なものなのだ。よね。
これもまたライブと違って余計なことに神経を使わずにすむこの空間でじっくりと聞くことが出来ることにとても満足だし幸せなのです。
前回のディナーショー終了後のアンケートでこの曲のリクエストが多かったのかもしれないしね。もしそうだとしたらこんなにも早くファンの希望が取り入れられるなんてすごく素敵なことだし、これからも積極的にディナーショーを展開して欲しいなと思うんだよね。まだまだ参加出来ていない熱い美貴ヲタさんが多いわけだしさ。
そういう意味でも重要と言うかずしりと心に響いたなぁ。
この空間にいられることにひたすら感謝なのです。

・MC
正確にはどのMC部分で何のネタを語ったかは覚えていないのだけれど・・・ご了解ください。^^; とあらかじめ言訳しておいてですね。

幼なじみについての曲紹介で彼女が思わず
「はい、これはねぇ。私自身も大好きな曲なんですけれどもね。私のソロアルバムに収録されている曲で・・・」

違うっしょ。^^; 美貴たんしっかりしてくれぃ〜〜〜!(笑)
でも藤本さんもすぐに気づいて照れ笑いしてて、それがめちゃめちゃきゃわぽだったので間違えてくれてありがとぉ〜〜〜〜!って感じかな。

声についてもアルバム「第六感」の中で特にお気に入りの曲のひとつであると紹介してくれましたね。

そして今回のディナーショーではバラード中心にセレクトしているんだという話。藤本さん自身の好みはミディアムテンポのバラードが多いのだという話。カラオケに行ってもこういう静かな曲を歌うことが多くてせっかく盛り上がっているのに彼女が歌い始めると場が静かになってしまうんだという話。
カラオケ話の流れで・・・友達や家族でカラオケに行くと持ち歌を歌わせられてしまうんだという話を披露してくれました。